読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Software Transactional Memo

STM関係のことをメモっていこうと思います。

ビッグデータの何が許せるか

高木浩光さんが「自分が気持ち悪いと感じた」事はそのまま表明しろと書いていたけれど、自分の中に何を気持ち悪いと感じるかの基準が無くて数日もんにょりしていた。

今日になって「その収集を人力で代行していた場合に許せるか」で考えると僕の感覚はおよそ表せる気がしてきた。

 

例えば「人の顔を識別したり指名手配犯を通報する監視カメラは許せるか?」となると、人間の警備員が立ってて建物に入る人の顔を覚えたり危険人物を通報したりするのは許せるので、それをコンピュータが代行してるだけと考えて許せる。ネットワークでそういう情報を共有しあう事も、警備員達が人力でそれを行う事は何も咎められないので許せる。

でもラブホの中など口外すべきでない場所での情報を共有するのは警備員としての仕事の守秘義務に反していると感じるので許せない。

 

例えばレンタルショップ店の場合、例えばAVの好みを店員に覚えられてしまうのは人がレジしている以上仕方なく許す。でもそういう性癖をショップ店員がそこらで吹聴して回るのは店の守秘義務上間違ってると思うし、例えば関係のないコンビニ店員がそれを知る事ができてしまうTポイントカードはお喋り虫なレンタルショップ店員と同じぐらいには許せない。

 

それで街中に全方位カメラ背負った人が歩きまわって回りの人や物を認識・識別・記録しまくったとして許せるか、というと、すごく記憶力の良い人が歩いていったんだからすれ違っただけで顔を覚えられちゃうのは仕方ないかなぁと感じる。あとで「街中でこんな変な顔の人見かけたんだけど」って友達と談笑するネタにされるのも幾らかは仕方ない、その人がとても絵が上手だったら写真並の精度で僕の顔を描けてしまうだろう。

でもその映像をネットにアップロードすることの是非はよくわからない。

そもそも不特定多数が見ることが出来るもの(例えば街中の風景)が、不特定多数に見えるようになる(アップロードされる)の是非こそは人によって基準が怪しい物の代表例だろうなぁと思う。記録さえできなければ良いような気もしてきた、記録を封じるというのは原理上不可能ではあるのだけど。